「日本を舞台にしたアサクリ」という世界中のファンが待ち望んだ設定でありながら、主人公の一人である「黒人侍・弥助」の起用や、時代考証の疑問点などを巡り、SNS上でかつてない規模の炎上が発生しました。
一部では「アサシン クリード シャドウズ 発売中止」という噂まで飛び交い、度重なる発売延期を経て、ついに2025年にリリースされました。
しかし、ゲーマーにとって最も気になるのは、「結局、ゲームとして面白いの?」「不具合やバグはどうなったの?」そして「あれだけ炎上して売上はどうなった?」というリアルな現状でしょう。
本記事では、実際にプレイした世界中のユーザーからの評価、海外メディアのメタスコアレビュー、そして気になる最新の売上データに至るまで、『アサシンクリードシャドウズ』の「現在」を徹底的に深掘りして解説していきます。
本記事のポイント4つ
- 度重なる発売延期と「炎上」を経てリリースされた現在の生々しい評価
- ステルス最強の奈緒江と、戦闘最強の弥助による「デュアル主人公」の面白さ
- 世界と日本における「アサシン クリード シャドウズ 売上」のリアルな実態
- 海外メディアやプレイヤーからの容赦ない賛否両論の反応
アサシンクリードシャドウズの現在の評価はどうなった?炎上からの大逆転なるか
結論から言うと、現在の『アサシンクリードシャドウズ』の評価は、プレイする人のプレイスタイルによって「シリーズ最高傑作のステルスアクション」と評価する声と、「AIの粗さや時代考証の甘さがノイズになる」と指摘する声に真っ二つに分かれています。
しかし、アクションゲームとしての根本的な面白さに関しては、多くの海外メディアやプレイヤーから高い評価を獲得しています。
デュアル主人公(奈緒江と弥助)がもたらす極上のコントラスト

本作最大の魅力であり、評価を押し上げている要因が、「奈緒江(なおえ)」と「弥助(やすけ)」という全く性能が異なる2人の主人公を切り替えてプレイできるシステムです。
奈緒江は、アサシンクリード本来の王道である「ステルス(暗殺)」に特化しており、屋根裏から忍び込み、音もなく敵を排除するプレイが過去最高レベルに洗練されています。グラップリングフックを使った立体機動は爽快そのものです。
対する弥助は、重戦車のように正面から敵の拠点を制圧していく無双プレイ特化型です。金棒や野太刀を振り回し、敵のよろいを物理的に叩き割る豪快なアクションは、これまでのアサクリにはなかった新しいカタルシスを生み出しています。
この「静」と「動」のプレイスタイルが完全に独立しているため、プレイヤーはミッションごとに好きなアプローチを選択でき、マンネリ化を防ぐことに成功しています。
メタスコアと海外メディアの反応

海外のレビュー集積サイト『Metacritic』では、PlayStation 5版が「82点」前後という、大作として十分に合格点と言えるスコアを獲得しています。
特に、大手ゲームメディア『IGN』や『PC Gamer』は、「過去10年で最も洗練されたステルスゲームの一つ」「戦闘システムの完成度はシリーズ歴代最高」と非常に高く評価しました。
| グラフィック・景観美 | 4.5 |
| ステルスアクション(奈緒江) | 5.0 |
| 近接戦闘・爽快感(弥助) | 4.0 |
| ストーリー・時代考証 | 2.5 |
| 総合評価(アクションゲームとして) | 4.0 |
上記のように、アクションとステルス面ではほぼ満点に近い評価を得ている一方で、「ストーリーの深み」や「世界観の細かな描写」においては賛否が分かれる結果となっています。
アサシンクリード シャドウズ 炎上 理由と、騒動はどうなったのか?
本作の評価を語る上で避けて通れないのが、発売前から発生した歴史的な特大炎上です。
ゲームそのものの出来栄え以前に、コンセプトアートや歴史認識において多くの不信感を買ってしまった背景を振り返ります。
「弥助」を中心としたポリコレ・Woke論争
最も大きな火種となったのが、アフリカ出身の侍「弥助(やすけ)」を主人公に据えたことです。
ユービーアイソフトがこれを「史実に基づいた侍」として強くプロモーションしたため、「彼は本当に侍と呼べる身分だったのか?」という歴史的解釈を巡って、日本国内だけでなく海外の保守層や歴史ファンをも巻き込んだ大論争に発展しました。
海外では「DEI(多様性・公平性・包摂性)の押し付けがアートを殺している」として、イーロン・マスク氏などの著名人までもが言及する国際的な炎上事案となりました。
時代考証の不自然さと「リスペクト不足」の指摘
さらに日本のゲーマーを落胆させたのが、プロモーション映像やアートワークに散見される「日本文化への理解不足」です。
例えば、「正方形の畳」「季節外れの桜」「中国風の建築様式が混ざっている」といった細かな違和感から始まり、無断で実在する関ヶ原鉄砲隊の旗印を使用したこと、さらには弥助が日本の神社のご神体を破壊するような描写があったことなどが重なり、「日本文化へのリスペクトがない」という致命的な批判を浴びることになりました。
度重なる発売延期と「発売中止」の噂の真相
この大炎上を受け、ユービーアイソフトは異例の措置に出ます。当初2024年秋に予定されていた発売日を、急遽2025年まで大幅に延期し、すべての予約を一旦キャンセル(返金対応)すると発表したのです。
この際、あまりにも思い切った対応だったため、SNSや掲示板では「ついにアサシン クリード シャドウズ 発売中止か!?」という噂が駆け巡りました。
しかし、実際には「クオリティアップと、日本文化への表現のブラッシュアップ期間」を設けるための延期であり、CEOであるイヴ・ギユモ氏も「我々の目的は歴史を説教することではなく、極上のエンターテインメントを提供することだ」と声明を出し、ゲームの最終調整に全力を注ぎました。そして、2025年に無事にリリースを迎え、「発売中止」の噂は杞憂に終わる形となりました。
アサシン クリード シャドウズ 売上は世界的に見てどうなった?
これだけのネガティブな話題が先行してしまった本作ですが、いざ発売されてからの「売上」はどうなったのでしょうか?
企業の命運を握る売上実績については、現在でも様々な分析が飛び交っています。
初期の爆発的ヒットと、ユービーアイ公式の発表

ユービーアイソフトの公式発表によれば、発売直後のスタートダッシュは非常に好調でした。
すぐにプレイヤー数が200万人を突破し、過去のヒット作である『アサシン クリード オリジンズ』や『オデッセイ』を超えるほどの初動を記録したとしています。
アメリカ市場では発売から3週連続でビデオゲーム売上ランキング1位を独走し、イギリスでもパッケージ版の初週売上が大ヒットを叩き出しました。
つまり、「大炎上したから誰も買わなかった(爆死した)」というのは事実ではなく、世界中の多くのゲーマーが本作を手にとったのです。
アナリストが指摘する「シリーズ歴代基準での苦戦」
しかし、独立系分析会社などのレポートでは、少し異なる景色が見えてきます。
発売から半年以上を経過した時点での推定販売本数は、全世界で約400万本〜500万本規模と推測されています。一般的なゲームとしては大ヒットの部類ですが、2000万本クラスの売上を叩き出した前作『アサシン クリード
ヴァルハラ』などの歴代トップ作品と比較すると、「フランチャイズの中では物足りない数字」と分析するアナリストもいます。
炎上が売上にどれほどの影響を与えたのかを正確に測ることは困難ですが、「炎上で敬遠した人」がいる一方で、「炎上したから逆にどのようなゲームか気になって買った人」も相当数いたと考えられます。
アサシン クリード シャドウズ/海外の反応と今後のアップデート展望
発売後の海外の反応を見ると、炎上時のトゲトゲしい雰囲気はかなり落ち着いてきました。
多くの海外プレイヤーは、「ネットの論争はさておき、ゲームとしては普通にかなり面白いぞ」という冷静な評価に落ち着きつつあります。
特に、天候や季節(春夏秋冬)がリアルタイムに変化し、それに合わせて敵の視野角や足音の響き方(例えば冬に行動すると氷が割れる音が鳴るなど)が変わるシステムは、ステルスゲームとして非常に革新的だと絶賛されています。
不具合修正とパフォーマンス向上への期待

現在、プレイヤーから最も改善が求められているのは、ポリコレ問題ではなく「テクニカルな部分」です。
発売後も、敵AIの不自然な挙動(屋根に登ってこれない、明らかな場所で気付かないなど)や、フレームレートの低下といったバグが残っており、完全な最適化が待たれています。
これに対して開発陣は、定期的な大型パッチの配信と、今後のストーリーDLC(追加コンテンツ)によるサポートを約束しており、長期的に遊べるタイトルとして大切に育てていく方針を示しています。
まとめ:アサシンクリードシャドウズ 評価の総合見解
今回、発売中止の噂から大炎上、そして現状の売上までを詳しく解説してきましたが、記事の内容をまとめると以下の通りとなります。
- アサクリ シャドウズは決して「爆死」ではなく、数百万本規模の売上を持つ立派な大ヒット作である。
- ステルス(奈緒江)と豪快アクション(弥助)のシステムは「シリーズ最高峰」と絶賛されている。
- 時代考証やポリコレにまつわる「炎上理由」は発売前にピークを迎え、現在は純粋なゲーム評価にシフトしている。
- 海外の反応も「議論はともかく、ゲームとしては非常に面白い」というポジティブな声が主流になっている。
きっと、美しい日本の風景と爽快すぎる暗殺の虜になるはずです。

