ダークファンタジーの金字塔「ダークソウル」シリーズ。
その重厚な世界観と、プレイヤーの心を揺さぶるストーリーは、多くのファンを魅了してやみません。
しかし、物語の中心にいる主人公については、謎に包まれている部分も多く、様々な憶測が飛び交っています。
この記事では、ダークソウルシリーズにおける主人公の正体、そしてその目的について、徹底的に考察していきます。
ダークソウルの世界に足を踏み入れたばかりのあなたも、シリーズをやり込んでいるあなたも、この記事を読めば、ダークソウルの主人公について、より深く理解できるはずです。
さあ、ダークソウルの深淵を覗き込みましょう。
記事のポイント
- ダークソウル主人公は「不死人」であり、死んでも蘇る存在
- 主人公は「火を継ぐ」か「火を消す」かの選択を迫られる
- 作品ごとに主人公の呼び方や目的が異なる
- ダークソウル3の主人公は「火の無い灰」と呼ばれ、「王たちの化身」を討伐する
ダークソウル主人公は「不死人」
ダークソウルシリーズの主人公は、基本的に「不死人」と呼ばれます。
不死人は、死んでも再び蘇るという特殊な存在であり、その不死性ゆえに、過酷な旅を続けることができます。
しかし、不死人は死ぬたびに、徐々に「亡者」へと近づいていきます。
亡者とは、自我を失い、本能のままに行動する存在です。
つまり、ダークソウルの主人公は、常に亡者化の危険と隣り合わせなのです。
この過酷な運命を背負い、プレイヤーは何度も死線を彷徨いながら、世界の真相に迫っていくことになります。
不死人は、その不死性ゆえに、様々な苦難に立ち向かうことができますが、同時に、死を繰り返すことによる精神的な負荷も抱えています。
ソウルを失うことで記憶や感情の一部を失い、徐々に人間性を失っていく過程は、プレイヤーに深い感情移入を促します。
また、亡者化の進行は、ゲームオーバーという直接的な恐怖だけでなく、キャラクターとしてのアイデンティティを失うという、より根源的な恐怖をもたらします。
プレイヤーは、この亡者化の恐怖と戦いながら、世界の真相を求め、自らの存在意義を見出していくことになるのです。
不死人の特徴

不死人には、以下のような特徴があります。
- 死んでも蘇る
- ソウルを失うと記憶を一部失う
- 亡者化する可能性がある
- 火を継ぐ、または火を消すという選択を迫られる
これらの特徴は、ダークソウルのゲームシステムやストーリーに深く関わっています。
不死人である主人公は、プレイヤーの分身として、この世界の厳しい掟に縛られ、抗い続ける存在なのです。
亡者とは
亡者とは、不死人が自我を失った状態です。
亡者になると、理性的な行動ができなくなり、生者を襲うようになります。
ゲーム内では、敵キャラクターとして登場することが多いですが、主人公も亡者化する可能性があります。
亡者化するとゲームオーバーになる場合もあります。
亡者は、ダークソウルの世界における絶望の象徴であり、主人公にとっても最大の脅威となります。
主人公の呼び方
ダークソウルシリーズにおいて、主人公の呼び方は様々です。
プレイヤーが自由に名前を付けられるため、公式な名前はありません。
しかし、ゲーム内では、以下のような呼び方をされることがあります。
- 不死人
- 火の無い灰
- 運び手
- 選ばれし不死
これらの呼び方は、主人公が置かれた状況や、ゲームの進行度によって変化します。
プレイヤーは、これらの様々な呼び名を通して、主人公の立場や役割を認識していくことになります。
火の無い灰とは
「火の無い灰」とは、ダークソウル3に登場する主人公の呼び名です。
かつて火を継ぐことができなかった不死人たちの成れの果てであり、再び火を灯すために立ち上がります。
「火の無い灰」という呼び名は、彼らが背負う宿命と、再び立ち上がる強い意志を示唆しています。
この呼び名は、単に「火を継げなかった者」を指すだけでなく、彼らが辿った過酷な過去、そして、それでも消えることのなかった心の炎をも表しています。
火を継ぐことができなかった不死人たちは、文字通り「灰」のように、一度は希望を失い、燃え尽きてしまった存在です。
しかし、「火の無い灰」と呼ばれる彼らは、その灰の中から再び立ち上がり、再び「火」を目指すという、強い意志を持っています。
彼らは、過去の失敗や絶望を乗り越え、新たな希望を胸に、再び立ち上がることを決意したのです。
この「再び立ち上がる」という行為は、「火の無い灰」にとって、非常に大きな意味を持ちます。
それは、過去の自分自身との決別であり、新たな人生の始まりを意味するからです。
彼らは、過去の自分を乗り越えることで、より強く、より大きな存在へと成長しようとしているのです。
「火の無い灰」という呼び名は、彼らの内なる葛藤や苦悩、そして、それを乗り越えようとする強い意志を表す、非常に象徴的な言葉なのです。
運び手とは
「運び手」とは、ダークソウル2に登場する主人公の呼び名の一つです。
呪いを解くために旅をする中で、様々なアイテムを運ぶ役割を担うことから、そう呼ばれます。
「運び手」というシンプルな呼び名には、主人公の旅路における苦労と、地道な努力が込められています。
ダークソウル2において、主人公は単にアイテムを運ぶだけでなく、人々の希望や想いも運ぶ存在です。
崩壊しかけた世界で、人々は主人公に様々な願いを託します。
それは、失われた故郷を取り戻してほしいという願いであったり、愛する人を救ってほしいという切実な願いであったり、あるいは、ただ絶望の中で、一筋の光を見たいという、ささやかな願いであったりします。
主人公は、これらの願いを一身に背負い、危険な道のりを進みます。
時には、自分の命さえも危険に晒しながら、人々のために奔走するのです。
その姿は、まさに「運び手」という名にふさわしく、多くの人々の心を打ちます。
主人公が運ぶのは、アイテムだけではありません。
希望、絶望、愛、憎しみ、様々な感情が、主人公の旅路に彩りを添えます。
そして、それらの感情は、主人公自身をも成長させていくのです。
「運び手」という呼び名は、主人公の地道な努力と、その裏にある深い人間ドラマを表す、象徴的な言葉なのです。
選ばれし不死とは

「選ばれし不死」とは、ダークソウル1における主人公の一般的な呼称です。
予言に登場する特別な不死人であり、世界の命運を左右する存在として扱われます。
「選ばれし不死」という呼び名は、主人公が背負う重責と、特別な使命を強調しています。
ダークソウル1の世界において、「選ばれし不死」という言葉は、単なる主人公の呼称を超えた、特別な意味合いを持ちます。
それは、世界の命運を左右する存在として、主人公が予言に登場するということです。
この予言は、世界の未来を示唆するものであり、主人公の行動が、世界の行く末を大きく左右することを示唆しています。
「選ばれし不死」と呼ばれる主人公は、生まれた時からその運命を背負っており、その事実に葛藤しながらも、自らの使命を果たそうとします。
プレイヤーは、「選ばれし不死」として、この世界の様々な人々と出会い、彼らとの交流を通して、世界の真実や、自身の使命の意味を深く理解していくことになります。
その過程で、主人公は様々な困難や苦難に遭遇しますが、それを乗り越えることで、「選ばれし不死」としての自覚を深め、自身の運命を受け入れていくのです。
「選ばれし不死」という呼び名は、主人公の特別な立場と、彼が背負う宿命、そして、世界の未来を託された存在であることを象徴する、重要なキーワードなのです。
主人公の目的とは?
ダークソウルシリーズにおける主人公の目的は、作品ごとに異なります。
しかし、共通しているのは、「火を継ぐ」あるいは「火を消す」という選択を迫られることです。
「火を継ぐ」とは、世界の命運を繋ぎ止めるために、自らを犠牲にすることを意味します。
一方、「火を消す」とは、世界の延命を諦め、新たな時代を切り開くことを意味します。
どちらの道を選ぶかは、プレイヤーの自由です。
しかし、どちらを選んだとしても、主人公が過酷な運命から逃れられないことに変わりはありません。
この究極の選択を通して、プレイヤーはダークソウルの世界の根源的な問題と向き合うことになります。
火を継ぐとは
「火を継ぐ」とは、最初の火を再び燃え上がらせ、世界を存続させるための行為です。
主人公は、薪として火にくべられることで、一時的に火を強くすることができます。
しかし、これは根本的な解決にはならず、いずれ火は再び衰退します。
「火を継ぐ」という選択は、一時的な延命にしかならず、世界の根本的な問題を解決しないというジレンマを孕んでいます。
この「火を継ぐ」という行為は、ダークソウルの世界における根源的な矛盾を象徴しています。
最初の火は、世界の存続に不可欠なものであり、それが衰退することは、世界の終焉を意味します。
そのため、主人公は「火を継ぐ」ことで、一時的に世界の崩壊を食い止めようとします。
しかし、「火を継ぐ」ことは、主人公自身の犠牲を伴う行為であり、しかも、それは根本的な解決にはなりません。
火は再び衰退し、主人公の犠牲も無駄になってしまう可能性が高いのです。
つまり、「火を継ぐ」という選択は、世界の延命と主人公の犠牲という、二つの価値の間で揺れ動く、非常に苦しい選択なのです。
プレイヤーは、「火を継ぐ」ことを選ぶことで、世界の存続のために自らを犠牲にする覚悟を示すと同時に、それが単なる延命にしかならないという、世界の残酷な真実を突きつけられることになります。
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火を消すとは

「火を消す」とは、最初の火を完全に消し去り、新たな時代の始まりを目指す行為です。
これまでの世界の秩序を破壊することになるため、多くの犠牲を伴います。
しかし、未来に希望を託すことができる道でもあります。
「火を消す」という選択は、世界の秩序を破壊するリスクを伴いますが、新たな可能性を切り開くという希望も秘めています。
ダークソウル3の主人公と「王たちの化身」
ダークソウル3の主人公は、「火の無い灰」と呼ばれます。
「火の無い灰」とは、かつて火を継ぐことができなかった不死人たちの成れの果てです。
彼らは、再び火を灯すために、王たちの化身を討伐する旅に出ます。
「王たちの化身」とは、かつて火を継いだ王たちの力を受け継いだ存在です。
彼らは、世界の崩壊を阻止するために、主人公の前に立ちはだかります。
「火の無い灰」である主人公は、王たちの化身との戦いを通して、自らの存在意義と世界の未来を問い直すことになります。
「王たちの化身」との戦いは、ダークソウル3の物語における最大の山場です。
特に、ラスボスである「王たちの化身」戦は、多くのプレイヤーの心を揺さぶりました。
王たちの化身の正体
「王たちの化身」の正体は、薪として火を継いだ歴代の王たちの集合体です。
彼らは、世界の火を維持するために、自らの魂を捧げました。
その結果、王としての意識と力が一つになった存在が、「王たちの化身」なのです。
「王たちの化身」は、世界の維持という大義のために、自らを犠牲にした王たちの象徴なのです。
「王たちの化身」は、ダークソウル3の物語において、非常に重要な役割を担う存在です。
彼らは、かつて「火を継いだ」王たちの集合体であり、世界の火を維持するために、自らの魂を捧げた英雄たちです。
しかし、その代償として、彼らは王としての意識と力を失い、一つの存在へと融合してしまいました。
「王たちの化身」は、世界の火を維持するという大義のために、自らの存在を犠牲にした王たちの象徴であり、その姿は、プレイヤーに深い感動と畏怖の念を抱かせます。
彼らの存在は、ダークソウルの世界における「火」の重要性と、それがもたらす犠牲を象徴しています。
プレイヤーは、「王たちの化身」との戦いを通して、世界の存続のために払われた代償の大きさを知り、その重さに打ちのめされるのです。
また、「王たちの化身」は、単なる敵キャラクターとしてだけでなく、世界の歴史と深く関わる存在としても描かれています。
彼らの過去や、火を継いだ王たちの物語は、ゲームの世界観をより深く理解するための重要な要素となります。
プレイヤーは、「王たちの化身」との戦いを通して、世界の成り立ちや、そこに生きる人々の想いに触れ、ダークソウルの物語をより深く体験することができるのです。
王たちの化身の目的
「王たちの化身」の目的は、世界の火を維持し、時代の終わりを阻止することです。
そのため、火を消そうとする主人公を排除しようとします。
彼らは、自分たちの犠牲によって成り立っている世界を守ろうとしているのです。
「王たちの化身」は、自らの存在意義をかけて、世界の火を守ろうとする、主人公にとって最大の障壁となります。
王たちの化身との戦いは感動的?

「王たちの化身」との戦闘は、ダークソウルシリーズの集大成とも言える戦闘です。
歴代主人公たちの特徴的な戦闘スタイルを使いこなし、激しい攻撃を繰り出してきます。
BGMも歴代主人公と戦う際に使用されたBGMのアレンジとなっており、ダークソウル1からプレイしている人は非常に胸にくるものがあります。
個人的には、ダークソウル3のラスボス戦は、ゲーム史に残る最高のボス戦の一つだと考えています。

でも、何回も挑戦してやっと倒せた時の達成感はヤバかったぜ!

ダークソウルシリーズの主人公とは?:まとめ
ダークソウルシリーズの主人公は、プレイヤー自身です。
彼らは、与えられた運命に抗い、自らの道を切り開いていきます。
その姿は、プレイヤーに勇気と希望を与えてくれるでしょう。
ダークソウルシリーズをプレイする際は、ぜひ主人公に感情移入して、物語を体験してみてください。
記事のポイントをまとめます。
- ダークソウル主人公は「不死人」
不死人は、死んでも蘇る存在であり、世界の厳しい掟に縛られ、抗い続けるプレイヤーの分身です。
亡者化の危険と隣り合わせであり、常に世界の真相と自らの存在意義を追求します。 - 主人公の呼び方
主人公の呼び方は作品によって異なり、「火の無い灰」「運び手」「選ばれし不死」など、その置かれた状況や役割を示唆する様々な呼び名があります。 - 主人公の目的とは?
主人公の目的は、「火を継ぐ」か「火を消す」かの究極の選択です。
どちらを選んだとしても、過酷な運命から逃れることはできません。 - ダークソウル3の主人公と「王たちの化身」
ダークソウル3の主人公は「火の無い灰」と呼ばれ、世界の崩壊を阻止するために「王たちの化身」を討伐する使命を背負っています。 - 王たちの化身との戦いは感動的?
「王たちの化身」との戦闘は、歴代主人公の特徴的な戦闘スタイルとBGMが盛り込まれた、シリーズの集大成とも言える感動的な戦いです。

