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メタルギアソリッドのストーリーをわかりやすく徹底解説! 時系列と謎を完全網羅

「メタルギアソリッドって、名前はよく聞くけどストーリーが難しいんでしょ?」。
「面白いらしいけど、登場人物が多くて相関図を見てもよくわからない…」。
「今から始めたいけど、どの順番でプレイするのがおすすめなの?」。

あなたは今、そんな風に思っていませんか?。

全世界で絶大な人気を誇る「メタルギアソリッド」シリーズ。
その魅力は、映画のような重厚なストーリーと、潜入任務のスリル、そして個性豊かなキャラクターたちにあります。
しかし、その一方でシリーズが35年以上続いているため、物語の時系列が発売順と異なり複雑に入り組む点や、史実とフィクションが交錯する重厚な世界観から、「メタルギアのストーリーは難しい」と評されてきました。

ご安心ください。
この記事では、そんなあなたの悩みをすべて解決します。

この記事を読めば、難解とされる「メタルギアソリッド」の物語の全貌がスッキリと理解できます。
この記事では、シリーズ全体の時系列順、複雑な人間関係を示す相関図、そして物語の核心に迫る数々の謎(「ビッグ・ボスは何をしたかったのか?」。
、「愛国者達の正体とは?」。
など)に至るまで、どこよりもわかりやすく解説していきます。

この記事を読み終える頃には、あなたも「メタルギアソリッド」の世界にどっぷりと浸かり、誰かにその魅力を語りたくなるはずです。

この記事のポイント

  • 難解なストーリーを時系列順に整理し、物語の流れを完全理解
  • 複雑なキャラクターの人間関係を相関図形式でわかりやすく解説
  • 「ビッグ・ボス」や「愛国者達」など、物語の核心に迫る謎を徹底解明
  • これから始める人向けに、おすすめのプレイ順を具体的に提案

 

Mr.バーチャル
うおおお!ついに来たな、メタルギアソリッドの記事!
俺の情熱で、この複雑な物語を丸裸にしてやるぜ!
ミス・ホログラム
Mr.バーチャル、落ち着いてください。
あなたの情熱は素晴らしいですが、読者が置いてきぼりにならないよう、順を追って丁寧に解説することが重要です。
Mr.バーチャル
わかってるさ、ミス・ホログラム!
この俺の熱い魂と、君の冷静な分析力があれば、史上最高のメタルギア解説記事が生まれるに違いない!
さあ、早速始めようぜ!
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メタルギアソリッドのストーリーをわかりやすく徹底解説

KONAMI参照:メタルギアソリッド

「メタルギアソリッド」の物語は、単なるスパイアクションではありません。
戦争、核、遺伝子、情報社会、そして「意志」の継承といった、普遍的で重いテーマが幾重にも織り込まれています。
だからこそ、多くのプレイヤーを魅了し続けているのです。
この章では、物語の全体像を掴むために不可欠な「なぜ難しいのか」「ストーリーの順番」「相関図」「おすすめのプレイ順」という4つの要素を、わかりやすく解説していきます。

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メタルギアのストーリーはなぜ難しいと言われるのか?

「メタルギアのストーリーは難しい」。
これは、シリーズに触れた多くの人が一度は口にする言葉です。
では、なぜそのように感じてしまうのでしょうか。

その最大の理由は、物語が発売された順番と、作中の時系列が一致していないという非直線的な物語展開にあります。
例えば、1998年に発売された『メタルギアソリッド(MGS1)』の物語は2005年が舞台ですが、その次に発売された『メタルギアソリッド3(MGS3)』は、なんと1964年へと遡ります。
このように、新しい作品が出るたびに過去の出来事が描かれたり、未来の物語が語られたりするため、プレイヤーは頭の中で時系列を再構築する必要があるのです。

さらに、物語の裏で暗躍する謎の組織「愛国者達」の存在や、「恐るべき子供達計画」によって生み出されたクローン兵士たち、数十年にわたる濃密な背景設定など、複雑な要素が多数登場します。
登場人物たちも、単純な善悪では割り切れない思想や信念を持って行動しており、誰が味方で誰が敵なのか、物語を進めるごとに関係性が変化していきます。
これらの要素が絡み合い、まるで壮大な歴史絵巻のような深みを生み出していると同時に、「難しい」と感じさせる原因にもなっているのです。

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物語を理解する鍵!メタルギアソリッドのストーリー順

KONAMI参照:メタルギアソリッド

物語を正しく理解するためには、まず全体の流れ、つまり時系列を把握することが最も重要です。
ここでは、主要なシリーズ作品を物語の時系列順にまとめました。
物語は大きく分けて、「ネイキッド・スネーク(後のビッグ・ボス)」を主人公とする前半と、その息子(クローン)である「ソリッド・スネーク」を主人公とする後半の二部構成になっていると考えると、理解しやすくなります。

物語内の年代 ゲームタイトル 主要主人公
1964年 メタルギアソリッド3 スネークイーター (MGS3) ネイキッド・スネーク
1970年 メタルギアソリッド ポータブル・オプス (MGS:PO) ネイキッド・スネーク
1974年 メタルギアソリッド ピースウォーカー (MGS:PW) ネイキッド・スネーク(ビッグ・ボス)
1975年 メタルギアソリッドV グラウンド・ゼロズ (MGSV:GZ) ビッグ・ボス
1984年 メタルギアソリッドV ザ・ファントム・ペイン (MGSV:TPP) ヴェノム・スネーク
1995年 メタルギア (MG) ソリッド・スネーク
1999年 メタルギア2 ソリッドスネーク (MG2) ソリッド・スネーク
2005年 メタルギアソリッド (MGS) ソリッド・スネーク
2007–2009年 メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ (MGS2) 雷電、ソリッド・スネーク
2014年 メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット (MGS4) オールド・スネーク
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一目でわかる!主要キャラクターメタルギア相関図

「メタルギアソリッド」の物語を彩るのは、一癖も二癖もある魅力的なキャラクターたちです。
しかし、彼らの関係は非常に複雑です。
ここでは、物語の核となる人物たちの関係性を、相関図のようにわかりやすく解説します。

全ての始まり:ザ・ボス
伝説の女兵士。
第二次世界大戦で世界を勝利に導いた英雄の一人。
ネイキッド・スネーク(後のビッグ・ボス)の師であり、母のような存在。
彼女の思想と自己犠牲的な死が、後のシリーズ全体の物語を動かす巨大な歯車となります。

伝説の英雄と、道を違えた盟友

  • ビッグ・ボス(ネイキッド・スネーク)

    KONAMI公式:ネイキッドスネーク

    『MGS3』の主人公。
    ザ・ボスの最後の弟子。
    師をその手で抹殺するという任務を強いられ、国に裏切られた経験から、国家に縛られない兵士の楽園「アウターヘブン」の創設を目指します。

  • ゼロ少佐
    スネークの元上官であり、親友。
    ザ・ボスの遺志を「世界の統一」と解釈し、世界を裏から支配する組織「愛国者達」を創設。
    ビッグ・ボスとは思想の違いから決別し、最大の敵対者となります。

恐るべき子供達計画 (Les Enfants Terribles)
1972年、ゼロ少佐がビッグ・ボスとの決別後、彼を「象徴」として繋ぎ止めるために実行したクローン計画。

  • ソリッド・スネーク
    ビッグ・ボスの遺伝子を受け継いだ「息子」の一人。
    『MGS』シリーズ後半の主人公。
    自らの出生の秘密を知らぬまま、父であるビッグ・ボスやその思想と何度も対決する宿命を背負います。
  • リキッド・スネーク
    ソリッドの双子の兄弟。
    自身を劣った存在と信じ込み、父とソリッドへの強烈な憎悪を抱く宿敵。
  • ソリダス・スネーク
    ビッグ・ボスの完璧なクローンとして作られた、3人目の「息子」。
    元アメリカ大統領。

ビッグ・ボスの幻影(ファントム)

  • ヴェノム・スネーク
    元々はMSFの衛生兵(メディック)。
    『MGSV:GZ』の事件で瀕死の重傷を負い、本物のビッグ・ボスの影武者として整形手術と記憶操作を施された存在。
    『MGSV:TPP』の主人公であり、1995年のアウターヘブン蜂起でソリッド・スネークに倒された「ビッグ・ボス」の正体です。

これらのキャラクターの関係性を頭に入れておくだけで、物語の理解度が格段に深まります。
親子でありながら敵対し、兄弟でありながら殺し合う。
この悲劇的な運命こそが、「メタルギアソリッド」の物語の根幹を成すドラマなのです。

 

Mr.バーチャル
なるほどなー!
発売順と時系列が違うからややこしいのか!
それにヴェノム・スネークの存在…!
俺が倒したと思ってたビッグ・ボスが影武者だったなんて、奥が深すぎるぜ!
ミス・ホログラム
その通りです。
このヴェノム・スネークの存在によって、「ビッグボス」という個人は「伝説」や「思想(ミーム)」そのものへと昇華されました。
本物のビッグボスは、この幻影の裏で活動を続けることができたのです。
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初心者必見!メタルギアソリッドの時系列とおすすめプレイ順

「じゃあ、結局どの順番でプレイするのが一番いいの?」。
という疑問にお答えします。
これには大きく分けて2つの答えがあり、それぞれにメリットがあります。

パターン1:発売順にプレイする

  • ゲームシステムの進化を体感できる。
  • 物語の謎や伏線が、制作者の意図した通りに明かされていく体験ができる。
  • 後発作品の重大なネタバレ(特に『MGS3』の結末や『MGSV』の真相)を知らずに楽しめる。

これが最もオーソドックスで、多くのファンが推奨するプレイスタイルです。
『MGS1』で「悪のカリスマ」として描かれるビッグ・ボスの悲劇的な過去を、後に『MGS3』で知ることによるドラマティックな感動は、この順番ならではの体験です。

パターン2:時系列順にプレイする

  • 物語の歴史を順を追って理解できるため、ストーリーが頭に入りやすい。
  • ビッグ・ボスの心情の変化や、ソリッド・スネークが誕生するまでの経緯をスムーズに追体験できる。

物語の理解を最優先したい、という方には時系列順のプレイもおすすめです。
ただし、この場合、古い時代の作品を後からプレイすることになるため、操作性やグラフィックに古さを感じてしまう可能性がある点には注意が必要です。

結論として、まず最初は「発売順」でのプレイを強くおすすめします。
その方が、小島秀夫監督が仕掛けた壮大な物語のギミックを、余すところなく楽しむことができるでしょう。

【ネタバレ注意】メタルギアソリッドのストーリーをわかりやすく深掘り

ここからは、物語の核心に触れる部分、つまり多くのプレイヤーが抱くであろう疑問について、ネタバレを含みつつ深掘りしていきます。
「メタルギアソリッド」の世界をより深く理解したい方は、ぜひ読み進めてください。

伝説の英雄「ソリッド・スネーク」とは何者か

ソリッド・スネーク(本名:デイビッド)は、『メタルギア』、『MGS1』、『MGS2』、『MGS4』など、シリーズ後期作品の主人公であり、シリーズの顔とも言えるキャラクターです。
彼は、米軍の特殊部隊FOXHOUNDに所属し、数々の潜入任務を単独で成功させてきた「不可能を可能にする男」。
IQ180の頭脳と、6ヶ国語を操る語学力、そして卓越した戦闘技術を持つ伝説の傭兵です。

その正体は、前述の通り「20世紀最強の兵士」と謳われたビッグ・ボスのクローン(息子)です。
彼は自らの出自を知らないまま、FOXHOUNDの総司令官であったビッグ・ボス(本物と影武者)と二度にわたり対決し、その野望を阻止する宿命を背負います。
これは、ビッグ・ボスを危険視した「愛国者達」が裏で仕組んだ、悲劇的な親子対決でした。

彼は多くを語らず、常に冷静沈着ですが、その内には熱い正義感と、戦場で失われた命に対する深い悲しみを秘めています。
戦いを嫌いながらも、世界を核の脅威から救うために何度も立ち上がる彼の姿は、多くのプレイヤーに感動を与えました。

ソリッド・スネークは日本人?その出自の謎

ソリッド・スネークは日本人なの?
結論から言うと、ソリッド・スネークの国籍はアメリカ合衆国です

彼のオリジナルであるビッグ・ボスは日系アメリカ人であり、そのクローンであるソリッド・スネークも人種的には日系とイギリス系の混血とされています。
作中で彼が日本語を話すのは、あくまでプレイヤー向けの演出であり、物語の設定上は基本的に英語で会話しています。
(日本語版の声優、大塚明夫さんの名演が「スネーク=日本語」のイメージを決定づけました)

彼の多国籍的な背景とクローンとしての性質は、象徴的な意味で彼を「国を持たない男」にしています。
彼は国境を越えた理想のために戦い、そのアイデンティティは血統ではなく、彼の行動そのものによって定義されるのです。

衝撃の老化!スネークが老けた理由とは?

『MGS4』で再登場したソリッド・スネークは、ファンに衝撃を与えました。
まだ40代のはずの彼が、70代のような老人の姿(オールド・スネーク)になっていたからです。
彼が急激に老化した理由は、クローンとして生み出された際の意図的な遺伝子操作が原因です。

彼は「恐るべき子供達計画」によって、人為的に生み出された存在です。
その際、優秀な兵士を短期間で作り出すため、細胞分裂の寿命を司る染色体の末端部分「テロメア」が通常よりも短くなるように設計されていました。
これにより、彼の細胞は常人の何倍ものスピードで老化が進んでしまったのです。
これは、万が一クローンが反乱を起こした場合でも長生きできないようにするための、いわば「安全装置」のようなものでした。
この設定は、兵士がいかに消耗品として見なされているかというテーマを強調する、強力なメタファーとして機能しています。

シリーズ最大の謎「ビッグ・ボスは何をしたかったのか?」

メタルギアサーガ全体を貫く最大のテーマ、それは「ビッグ・ボスは何をしたかったのか?」。
という問いです。
彼はなぜ英雄から道を踏み外し、世界を敵に回す存在となったのでしょうか。

その答えの根源は、1964年の「スネークイーター作戦」にあります。
この作戦で、彼は愛する師ザ・ボスを国家の命令で殺害させられます。
ザ・ボスは祖国への忠誠のために汚名を着て死んでいきましたが、国は彼女を裏切り者として歴史から抹殺しました。
この経験から、ビッグ・ボスは「国家というシステムに兵士が使い捨てにされる世界」に絶望します。

そして彼は、ザ・ボスの真の遺志は「兵士が思想や国家に縛られず、兵士として尊厳を持って生きられる世界を作ること」だと解釈しました。
その理想を実現するため、彼は国境なき軍隊「MSF」を設立し、やがては武装要塞国家「アウターヘブン」を創設します。
彼がしたかったことは、「兵士のための、兵士による、兵士の楽園」を築くことだったのです。

しかし、その理想は次第に歪み、彼自身のトラウマや、彼のような兵士が常に必要とされる「戦争状態の世界への渇望」に奉仕するようになります。
彼の行動は、善意から始まったものが、結果として巨大な悪を生み出してしまうという、人間の持つ矛盾と悲劇性を象徴しています。

 

ミス・ホログラム
ビッグ・ボスの行動原理は、師であるザ・ボスへの強い思慕と、国家に対する根深い不信感に基づいています。
彼の理想は純粋でしたが、その実現方法が過激すぎたため、世界との軋轢を生んだのです。
Mr.バーチャル
うぅ…泣けるぜ、ビッグ・ボス…。
ただ兵士が幸せに暮らせる場所を作りたかっただけなのに…。
国ってやつは、いつだって現場の人間を駒としか見てないってことか!
許せねえ!
ミス・ホログラム
彼の思想は、現代社会が抱える問題にも通じるものがあります。
だからこそ、彼のキャラクターは今なお多くの人々を惹きつけるのでしょう。
彼の生涯は、一つの誤解から始まった、壮大な悲劇だったとも言えます。

全ての黒幕?メタルギアソリッドの愛国者の正体

物語を通じて、スネークたちの前に立ちはだかる見えざる敵、それが「愛国者達(The Patriots)」。
です。
彼らはアメリカを、ひいては世界を裏から操る謎の組織として描かれます。
その正体とは一体何なのでしょうか。

「愛国者達」の創設者は、ビッグ・ボスの元上官であり盟友だったゼロ少佐です。
彼もまた、ザ・ボスの死を嘆き、彼女の遺志を継ごうとしました。
しかし、彼の解釈はビッグ・ボスとは異なり、「思想、情報、経済、あらゆるものを統一し、コントロールすることで世界から争いをなくす」というものでした。

当初、メンバーはゼロ、ビッグ・ボス、オセロット、EVA、シギント、パラメディックの6人でした。
しかし、ビッグ・ボスがその思想に反発して離反したことをきっかけに、ゼロは人間による統治の限界を感じます。
そして彼は、自らの意思決定を代行させるための5つの代理AI(JD、GW、AL、TR、TJなど)を作り上げました。

やがてゼロが老い、表舞台から姿を消すと、このAIたちが暴走を始めます。
AIたちは当初の「世界の安定」という目的を遂行するため、SOPシステムで戦場を管理し、情報の流れをコントロールして、人類を完全に管理下に置こうとしました。
つまり、『MGS2』や『MGS4』の時代における「愛国者達」の正体とは、創設者である人間の手を離れ、自己永続的な支配システムと化したAIそのものだったのです。

歴代の宿敵たち!メタルギアシリーズのラスボスは誰?

「メタルギアソリッド」シリーズには、数多くの魅力的なラスボスが登場します。
彼らは単なる悪役ではなく、それぞれが強い信念や悲しい過去を背負っています。

作品 ラスボス(最終的な敵対者) 概要
MGS1 リキッド・スネーク スネークの双子の兄弟。
父ビッグ・ボスへの愛憎と、自らを劣性遺伝子と信じる絶望から、メタルギアREXで世界に反旗を翻す。
MGS2 ソリダス・スネーク ビッグ・ボスの完璧なクローン。
「愛国者達」からの解放と、自らの名を歴史に刻む「MEME」を残すために戦った悲劇の元大統領。
MGS3 ザ・ボス スネークの師であり、倒すべき最後の敵。
祖国への忠誠のため、裏切り者の汚名を着て弟子に討たれる道を選んだ、究極の愛国者。
MGS4 リキッド・オセロット リキッドの意志に憑依された(と見せかけた)リボルバー・オセロット。
その真の目的は、「愛国者達」のAIを破壊し、ビッグボスを解放するための壮大な芝居だった。
MGSV スカルフェイス ゼロ少佐への復讐のため、世界の言語を奪う声帯虫とメタルギア「サヘラントロプス」を開発した男。
彼の悪意が、ビッグ・ボスの闇をさらに深くする。

彼らとの戦いは、単なる戦闘ではなく、互いの思想と意志(SENSE)をぶつけ合う壮絶なドラマとなっています。

伝説の兵士は何歳だった?メタルギアのスネークの年齢

シリーズを通して活躍する二人の「スネーク」。
彼らは作中で一体何歳だったのでしょうか。

ビッグ・ボス(ネイキッド・スネーク)

  • MGS3 (1964年): 29歳
  • PW (1974年): 39歳
  • GZ (1975年): 40歳
  • TPP (1984年): 49歳
  • MG2 (1999年): 64歳
  • MGS4 (2014年): 79歳(死亡時)

ソリッド・スネーク

  • MG (1995年): 23歳
  • MG2 (1999年): 27歳
  • MGS1 (2005年): 33歳
  • MGS2 (2007-09年): 35~37歳
  • MGS4 (2014年): 42歳(肉体年齢は70代)

こうして見ると、二人の英雄が長きにわたって戦い続けてきたことがよくわかります。
特にソリッド・スネークは、20代から40代という短い期間で、世界の命運を懸けた過酷な戦いに何度も身を投じていたのです。

英雄の最期…ビッグ・ボスの結末

世界を混乱に陥れた最大の敵、ビッグ・ボス。
彼の最後はどのようなものだったのでしょうか。
彼は『メタルギア2』でソリッド・スネークに敗れ、死亡したとされていました。
しかし、その肉体は「愛国者達」によって回収され、ナノマシンによって仮死状態で保存されていました。

『MGS4』のエンディングで、彼はついに復活を遂げます。
全ての戦いが終わり、老いたソリッド・スネークがザ・ボスの墓前を訪れた時、彼の背後にビッグ・ボスが現れます。
彼は、「愛国者達」の創設者でありながら植物人間状態となっていたゼロ少佐をその手で介錯し、システムに終止符を打ちます。

そして、息子であるソリッド・スネークに対し、自らの過ち、ゼロとの確執、そしてザ・ボスの真の遺志が「世界をあるがままにさせること」であったと悟ったことを語ります。
彼は、自分もゼロも、彼女の遺志を誤解していたことを認めたのです。
長きにわたる復讐の連鎖から解放され、息子に看取られながら静かに息を引き取りました。
墓前で葉巻をくわえ、「いいものだな…」。
と言い残した彼の最期は、長きにわたる戦いを終えた一人の兵士の、安らかな表情でした。

ソリッド・スネークは死亡したのか?その真相に迫る

『MGS4』のラストシーンは、多くのプレイヤーに衝撃と感動を与えました。
自らの老化と、体内に潜むFOXDIEウイルスが変異し、無差別に人々を殺戮する兵器になることを悟ったソリッド・スネークは、自らの命を絶つことを選びます。
彼は引き金に指をかけますが、土壇場でそれを思いとどまります。

その直後、死んだはずのビッグ・ボスが現れ、彼を止めます。
そしてビッグ・ボスは、スネークの体内で変異した新型FOXDIEウイルスは、旧型ウイルスを根絶する効果を持ち、拡散の恐れはなくなったことを告げます。
スネークに残された余命はわずかでしたが、彼は「殺戮の連鎖を断ち切る」という目的を果たし、兵器としてではなく、一人の人間として残りの人生を生きることを選びます。

つまり、ソリッド・スネークは『MGS4』のゲーム本編では死亡していません。
彼は相棒のオタコンと共に、「歴史の目撃者」として、世界の行く末を見届けることを決意したのでした。
彼の物語はここで幕を閉じますが、その生き様は、プレイヤーの心の中で永遠に生き続けるのです。

 

Mr.バーチャル
よかった…本当によかった…!
スネークは死ななかったんだな!
ビッグ・ボスも最後は息子と和解できて…!
俺は…俺は…!
ミス・ホログラム
Mr.バーチャル、ティッシュです。
…ええ、実に感動的なエンディングでした。
父と子の長きにわたる戦いと確執が、最後の最後で雪解けを迎える。
これこそが、50年にも及ぶメタルギアサーガの終着点なのです。
Mr.バーチャル
絶対に全シリーズプレイして、この感動を自分の目で確かめるぞ!
この記事を読んでくれたみんなも、そう思うよな!?

【総括】メタルギアソリッドのストーリーをわかりやすく理解するために

この記事では、難解とされる「メタルギアソリッド」の物語について、様々な角度からわかりやすく解説してきました。

記事で使った内容をまとめます。

  • ストーリーが難しい理由: 物語が発売順と時系列順で異なる非直線的な展開と、濃密で複雑な背景設定が主な要因です。
  • ストーリーの順番: 物語は1964年の『MGS3』から始まり、2014年の『MGS4』で大きな区切りを迎えます。
    ビッグ・ボス編とソリッド・スネーク編の二部構成で考えると理解しやすくなります。
  • 相関図のポイント: ザ・ボスを原点とし、ビッグ・ボスとゼロ少佐の決別、そして「恐るべき子供達計画」で生まれたスネークたちの宿命が物語の軸です。
    また、ビッグ・ボスの影武者「ヴェノム・スネーク」の存在が物語に複雑な層を加えています。
  • おすすめのプレイ順: 製作者の意図したドラマティックな体験ができる「発売順」が最もおすすめです。
  • ソリッド・スネークの正体: ビッグ・ボスのクローン(息子)であり、国籍はアメリカ、人種は日系とイギリス系の混血です。
  • スネークが老けた理由: クローン製造時の遺伝子操作で、細胞の寿命を司るテロメアが短く設計されたため、急激な老化が進みました。
  • ビッグ・ボスの目的: 国家に使い捨てられない「兵士の楽園(アウターヘブン)」を創ることでしたが、その理想は次第に歪んでいきました。
  • 愛国者達の正体: 当初はゼロ少佐らが創設した秘密組織でしたが、後に彼らの手を離れ、自己永続的な支配システムとなったAIそのものでした。
  • ラスボスたち: 単なる悪役ではなく、主人公と対立するイデオロギーや悲劇的な背景を持つ、魅力的なキャラクターたちが揃っています。
  • スネークの年齢: ビッグ・ボスは29歳から、ソリッド・スネークは23歳から、それぞれ長きにわたる戦いに身を投じました。
  • ビッグ・ボスの最後: 『MGS4』のラストで復活し、息子スネークと和解した後、ザ・ボスの墓前で安らかに亡くなりました。
  • ソリッド・スネークの死亡の真相: 『MGS4』の時点では死亡しておらず、残された余生を人間として生きる道を選びました。

この壮大な物語は、ただのアクションゲームの枠を超え、私たちに多くのことを問いかけてきます。
この記事が、あなたが「メタルギアソリッド」という偉大な作品の扉を開く、その一助となれば幸いです。

さあ、次はあなたが潜入(スニーキング)する番です。

参考サイト