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ROG Ally Xでできるゲームは?Steam Deckと徹底比較:育児中ゲーマーにも嬉しいハンドヘルドPC購入ガイド

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ROG Ally Xでできるゲームは?

Mr.バーチャル
最近話題のROG Ally Xって知ってる?自宅のPCに張り付かなくても、本格的なPCゲームが遊べるっていうハンドヘルドゲーム機だよ。
ミス・ホログラム
PCに座る時間が取れない育児中の私にもピッタリかも!具体的にROG Ally Xは何ができますか?

ROG Ally X(アールオージー・アライ エックス)は、ASUS(エイスース)から発売された最新の携帯型ゲーミングPCです。PCゲームを手軽に持ち運んで遊べるのが最大の特徴で、忙しい社会人や育児でPCデスクに向かえないゲーマーでも、ソファやベッド、外出先など好きな場所でゲームを楽しめます。​

Windows 11を搭載しているためSteamはもちろんEpic GamesやXbox Game Passなど主要プラットフォームのゲームにフル対応しています​

それでは、このROG Ally Xがどんなゲームを遊べるのか(ROG Ally X できるゲーム)、競合のSteam Deckと比べてどちらが良いのか、そして購入するべきかどうかを詳しく見ていきましょう。

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ROG Ally Xとは何ができるのか?性能と特徴をチェック

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まず、ROG Ally Xが「何ができるか」を押さえておきましょう。一言でいうと「どんなPCゲームでも遊べる高性能ポータブルゲーム機」です。携帯ゲーム機のような見た目ですが中身はれっきとしたWindows PCで、以下のような特徴・性能を備えています。

高性能なハードウェア:AMD社製のRyzen Z1 Extremeプロセッサ(8コア16スレッドCPU+RDNA3内蔵GPU)を搭載し、最大8.6 TFLOPSのグラフィックス性能を発揮します​​。メモリは24GBものLPDDR5X RAM、ストレージも1TB SSDとノートPC並みの容量を備えています。
このハイスペックにより最新の3Dゲームもスムーズに動作します。

  • 7インチ120Hzディスプレイ:解像度1920×1080のフルHD液晶を搭載し、リフレッシュレート120Hzでヌルヌル動く映像が楽しめます​。映像の乱れを防ぐFreeSync Premiumにも対応し、携帯機ながら高精細・高フレームレートでのゲームプレイが可能です。画面サイズは7インチとNintendo Switchより一回り大きく、細かなUIも視認しやすくなっています。
  • Windows 11搭載で汎用性抜群:OSにWindowsを採用したことで「できないこと」がほとんど無いのが強みです。Steamクライアントを入れてSteamのゲームを遊べるのはもちろん、Epic GamesストアやGOG、Ubisoft ConnectなどあらゆるPCゲームプラットフォームに対応します。「ROG Ally XはSteamに対応していますか?」という疑問も多いようですが、答えはYES。普通のWindowsパソコンと同じようにSteamアプリをインストールしてログインすれば、自分のゲームライブラリにあるタイトルをすぐダウンロード・プレイできます。さらにXbox Game Passにも対応し、初回購入時には3ヶ月分のGame Pass Ultimateが付属するため、追加購入なしで多くのゲームを試せるのも魅力です​​。
  • 長時間プレイに強い大容量バッテリー:ROG Ally X最大の改良点がバッテリーです。前モデルROG Allyの約2倍となる80Whの特大バッテリーを搭載しており、携帯ゲーム機では類を見ない長時間駆動を実現しました。公称では最大8時間程度の連続プレイが可能で、重い3Dゲームでも設定次第で2〜3時間は遊べます。例えば超重量級タイトル『Cyberpunk 2077』を画質調整してプレイした際、Performanceモード(約17W駆動)なら約2時間40分プレイできたという検証結果もあります​。育児や家事の合間に少しずつプレイするといった使い方でも、バッテリー切れを気にせず安心して遊べるでしょう。
  • 改良された冷却システムと静音性:本体にはデュアルファンの「Zero Gravity」冷却システムを搭載し、排熱効率が向上しています。さらに上部に新たな通気口を追加し、長時間の高負荷プレイでも熱がこもりにくくなりました。そのおかげでファン動作音も静かで、「過去モデルと比較するとROG Ally Xは静かで熱くならない」ことが確認されています。夜間に子供を寝かしつけながらそっと遊ぶ場面でも、騒音が少ないのは嬉しいポイントですね。
  • デュアルUSB-Cと周辺機器対応:従来はUSB-Cポート1つでしたが、ROG Ally Xでは2つのUSB Type-Cポートを備えています​。これにより充電しながら映像出力や周辺機器接続が可能になり、ドッキングステーション経由で外部モニターやキーボード・マウス、コントローラーを繋げば据え置きPCのように利用することも可能です。後述しますが、育児中でテレビやPCを専有しづらい方でも、手元のAlly Xをリビングのテレビに映して家族が寝静まった後に大画面でゲームを楽しむ…なんて使い方もできます。もちろんBluetoothやWi-Fi6Eにも対応しており、ワイヤレスでコントローラーを接続したり高速ネット通信でオンラインゲームを遊ぶこともバッチリです。

以上のように、ROG Ally Xは「PCゲームをどこでも快適に遊ぶため」の機能がこれでもかと盛り込まれています。それでは実際にどんなゲームが遊べるのか、逆にできないゲームはあるのかについて具体的に見ていきましょう。

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ROG Ally Xでできるゲーム・できないゲームは?対応タイトルと性能検証

結論から言えば、ROG Ally Xでは基本的にPCゲームのほとんどすべてがプレイ可能です。Windows 11搭載であるため対応プラットフォームが広く、Steam/Epic/Originなど販売元を問わずゲームをインストールできます​。

また、Steam Deck(LinuxベースのSteamOS)では動作しなかった『原神』のようなWindows専用タイトルや一部のオンラインゲーム(Valveのアンチチート非対応のもの等)もROG Ally Xなら問題なく動作します。

ここではROG Ally Xで「できるゲーム」「できないゲーム」について、具体例を交えて解説します。

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プレイできるゲームの具体例とパフォーマンス目安

Mr.バーチャル
ROG Ally Xでできるゲームは本当に幅広いよ。例えば人気のタイトルだと…
ミス・ホログラム
気になる!具体的にどのゲームがどんな感じで動くの?

ROG Ally Xはかなり高性能とはいえ、据え置きのゲーミングPCや最新コンソールと比べると性能は劣ります。そこで、代表的なゲームがどの程度の設定・フレームレートで遊べるか目安をまとめました。

ゲームタイトル プレイ可否・快適度の目安 備考・解説
原神(Genshin Impact) ◎ 快適プレイ可:高設定60FPS張り付き モバイル向けに最適化されており、Ally Xでは余裕で最高設定・フルHDでも60fpsが狙えます​​。バッテリー駆動でも2時間程度遊べます。
モンスターハンターライズ ◎ 快適プレイ可:高設定平均60FPS Switch世代のタイトルで、Ally XならフルHD最高設定でもスムーズ。携帯モードで狩りに出かけても◎。
フォートナイト ○ プレイ可:中~高設定で30-60FPS グラフィック設定次第で60fpsも可能。競技志向なら設定を落とせば安定動作します。
サイバーパンク2077 △ 動作可:低~中設定で30-45FPS前後 超重量級タイトル。プリセットを「Steam Deck向け」に落とせば45fps程度で意外と健闘します​が、高設定だと厳しくバッテリー消費も激しいです。
Starfield(スターフィールド) △ 動作可:低設定+解像度縮小で30FPS前後 要求スペックが高く、フルHDでは厳しいため解像度を1280×720程度に落とすと安定。屋外シーンでは30fps割れも。
ストリートファイター6 ◎ 快適プレイ可:高設定60FPS 対戦格闘のような入力遅延が気になるゲームも120Hz画面で快適。グラフィックも高設定でOK。
エルデンリング ○ プレイ可:中設定30-50FPS グラフィックを中程度にすれば屋外で40-50fps、激しいシーンで30fps程度。携帯機でどこでも死にゲーに挑めます。
インディー/2Dゲーム全般 ◎ 快適プレイ可:余裕の60FPS 『HADES』『Stardew Valley』等の軽量タイトルは消費電力を抑えても余裕。静音モード(約13W)でも快適です。

(※上記は筆者の調査や各種レビューをもとにした目安です。実際の動作は設定やドライバー更新等で変化します。)

ご覧の通り、最新のAAAタイトルから人気のオンラインゲーム、インディーゲームまで幅広く「プレイできる」ことが分かります。「ROG Allyできないゲーム」はほぼ無いと言って差し支えありません。強いて挙げれば、VR専用ゲームや高負荷すぎるシミュレーター(例:『Microsoft Flight Simulator』を4K解像度で…など)は現実的ではありませんが、そうしたタイトルも設定を落とせば動作自体は可能です。実際、Bethesdaの超大作RPG『Starfield』ですら設定次第で携帯機で遊べてしまうのですから驚きですね。

特に原神やモンスターハンターシリーズなど、Steam Deckではプレイ困難だった人気ゲームが制限なく楽しめる点はROG Ally Xの大きな強みです。例えば『原神』は高いグラフィック品質でも60fpsで動作し​、携帯モードで快適にオープンワールドを駆け回れます。また『モンスターハンターライズ』(およびサンブレイク)もSwitchより高解像度・高フレームレートで動くうえ、持ち寄って協力プレイをすることも可能です。「ROG Ally X モンハンワイルズ」と検索する人もいますが、正式なタイトル名はモンスターハンターライズ:サンブレイクですのでご注意を。いずれにせよ、ROG Ally Xならモンハンのようなマルチプレイアクションゲームも場所を選ばず楽しめます。

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プレイ時の注意点:設定調整とバッテリー持続

電脳遊園地イメージ
電脳遊園地イメージ

高性能とはいえ携帯デバイスゆえ、快適に遊ぶには適度な設定調整が鍵になります。特に最新の重量級ゲームでは、「画質よりフレームレート優先」で設定を下げたり解像度をフルHDからHD程度に落とすとプレイ感が向上します。またROG Ally Xには**Turbo(25W)/Performance(17W)/Silent(13W)**の3つの動作モードがあり

、モードによってパフォーマンスとバッテリー持続時間が変化します。例えば持ち運び時はバッテリー重視でSilent~Performanceモード、自宅で充電しながら遊ぶときはTurboモードでフルパワー、と使い分けることで常に快適さと電池持ちのバランスを取れます。「ROG Allyできないゲーム」はある?」という問いには、「スペックの範囲内でプレイできないゲームはほぼ無い」と答えられます。互換性の面ではWindowsなので問題なく、性能面でも工夫次第で意外なタイトルが動きます。ただしプレイ体験を最大限楽しむには設定調整と周辺機器の活用がポイントです。後述するように外部モニター出力やコントローラー接続にも対応していますので、タイトルに応じて環境を切り替えてみましょう。

ミス・ホログラム
すごい!本当に色々なゲームが遊べるのね。でもSteam Deckっていう対抗馬も気になるわ。結局Steam DeckとAlly Xのどちらがいいですか?

では次に、Steam DeckとROG Ally Xを比較してどちらが自分に合っているか検討してみましょう。

Steam DeckとROG Ally Xはどちらがいい?性能・使い勝手を比較

携帯型ゲーミングPC市場でROG Allyシリーズのライバルと言えば、Valve社のSteam Deckが有名です。特に2023年末には改良版のSteam Deck OLEDモデルも登場し、こちらも注目を集めています。両者の違いを性能や使い勝手の面から比較し、「どちらがいいか?」を考察します。

主要スペックと価格の比較

まずはスペックと価格をざっと比較してみましょう。

項目 ROG Ally X (2024年モデル) Steam Deck (OLEDモデル)
発売時期 2024年7月発売​​ 2023年11月発売(OLED版)
価格 約13万9800円(税込)
※米国$799
約8万~9万円(512GB:約8万円、1TB:約9万円前後)
※米国$549~649
CPU AMD Ryzen Z1 Extreme (8コア16スレッド, Zen4世代) AMD Aerith (4コア8スレッド, Zen2世代)
GPU AMD Radeon (RDNA3, 12CU, 最大8.6 TFLOPS)​ AMD Radeon (RDNA2, 8CU, 約1.6 TFLOPS)
メモリ 24GB LPDDR5X-7500​​ 16GB LPDDR5-5500
ストレージ 1TB PCIe 4.0 SSD(2230サイズ換装可) 512GB / 1TB SSD(2230サイズ換装可)
ディスプレイ 7インチ 1920×1080 IPS 120Hz (タッチ対応) 7.4インチ 1280×800 OLED 90Hz (タッチ対応)
バッテリー容量 80Wh(リチウムイオン)​​ 約40Wh(従来比+10%向上程度)
サイズ・重量 約28cm×11cm×5cm、約676g(1.49 lbs)​​ 約30cm×12cm×5cm、約640g
OS Windows 11 Home(Armoury Crate SEランチャー有) SteamOS 3.0(Linuxベース)
対応プラットフォーム Steam / Epic / GOG / Xboxアプリ / 他PCゲーム全般 Steam(Proton経由で非Steamゲームも可)
入出力端子 USB-C ×2(映像出力・給電対応), microSDスロット, 3.5mmオーディオジャック他 USB-C ×1(映像出力・給電対応), microSDスロット, 3.5mmオーディオ
その他 Wi-Fi6E / BT5.2 / RGBイルミネーションボタン Wi-Fi5 / BT5.0 / トラックパッド2基搭載

※スペックはメーカー公称値および主要モデル同士の比較。Steam DeckはOLED版 1TBモデルを想定。価格は記事執筆時点の目安。

数字で比較すると、ROG Ally XはCPU・GPU性能、メモリ容量、ストレージ、バッテリー容量でSteam Deckを大きく上回っているのが分かります。一方で価格はROG Ally Xの方が高価で、本体も重量が約30〜40g重くサイズもやや厚みがあるため、携帯性ではSteam Deck(特に新OLED版)の方に軍配が上がるでしょう。画面については解像度とリフレッシュレートはAlly X優勢ですが、Steam Deck OLEDは鮮やかな有機ELディスプレイとHDR対応が魅力です​。つまりスペック重視ならROG Ally X、携帯性やコスト重視ならSteam Deckといった傾向が見えてきます。

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OSとソフトウェア体験の違い

ハード性能だけでなく、ソフト面の違いも重要です。ROG Ally XはWindows 11をそのまま搭載しているため、設定画面や操作系は完全にPCそのものです。ASUS独自のゲームランチャー「Armoury Crate SE」も用意されていますが、基本的にはWindowsのデスクトップ操作を7インチの画面で行う形になります。キーボード・マウス操作前提のWindowsをコントローラーで扱うのは多少煩雑で、ポップアップの小さなチェックボックスをタッチで押す…といった場面ではやや不便さも感じます。

一方Steam Deckはコンソールライクに設計されたSteamOSを採用し、コントローラーやタッチ操作に最適化された独自UI(ゲームモード)で完結できます。電源を入れれば即座にゲーム選択画面になり、ゲーム機に不慣れな人でも直感的に操作できるでしょう。特に育児や家事の合間にサッと遊びたい時、起動の手軽さやUIのシンプルさは重要です。その点でSteam Deckは「ゲーム機らしさ」を重視するユーザーに向いています。

ただしSteamOSはLinuxベースゆえの制約もあります。Steam以外のゲーム(例えばEpic独占タイトルや一部のMMO)を動かすには手順が必要だったり、動作しないソフトもゼロではありません。その点ROG Ally Xは前述のように汎用Windows環境なので互換性は最高レベルです​。また、Xbox Game Pass公式アプリにも対応するため、Steamにないゲームもスムーズに遊べます。「ROG Ally XはSteamに対応していますか?」という疑問はもちろんですが、「EpicやGame Passのゲームもできますか?」といった問いにもAlly Xなら全てYESです。加えて、Steam Deckにはトラックパッドが2基搭載されており、この操作系が独特の強みとなっています。細かなポインタ操作やマウス代替として機能し、FPSでのエイミングやストラテジーゲームでのポインタ操作などに威力を発揮します。一方ROG Ally Xにはトラックパッドが無く、純粋なゲームコントローラー操作+タッチスクリーンのみです。そのためPCゲームのUIによっては操作しづらい場合もあります(必要に応じて小型のBluetoothマウスなどを使う手もあります)。

実際の使い勝手とプレイ感の比較

Mr.バーチャル
スペック上はAlly Xが強力だけど、持って遊ぶ感じはどうなの?
ミス・ホログラム
確かに重さとか熱さとか、生の使い勝手も気になるわ。

実機の使い心地として、両者を直接手に持って比較したレポートによれば「ROG Ally Xは大容量バッテリーのため厚みとずっしり感がある」「Steam Deck OLEDは幅はあるが薄く軽く感じる」とのことです。約30~40gの差ですが、重量配分やグリップ形状の違いから体感できる重さには差があるようです。ただし個人差も大きいので、店頭で持ち比べてみるのがおすすめとも言われています。一方でスペック上のパフォーマンスやマルチプラットフォーム対応の幅広さではROG Ally Xに利があるとも評価されています。

要するに「重さ以外はAlly Xがリード、携帯性と手軽さはDeckがリード」という図式です。また、バッテリー駆動時間はROG Ally Xの大容量化により逆転しました。初代ROG Allyは電池持ちが短くSteam Deckより不利でしたが、Ally Xでは大幅増強された80WhバッテリーによりSteam Deck OLEDを上回る持続時間を実現しています​。軽量タイトルであれば半日以上プレイ可能なケースもあり(用途によって最大17時間とのテスト結果も​)、携帯機としての安心感が増しました。もっともAlly Xは高性能ゆえ消費電力も大きくなりがちで、性能重視モードではバッテリー消費が激しい点には注意が必要です。Steam Deck OLEDもバッテリー容量が少し強化されていますが、依然Ally Xほどのスタミナはありません。価格面では、やはりSteam Deckの圧倒的な安さが光ります。最安モデル(eMMC 64GB版や256GB版LCDモデル)は現在流通しておらずOLED版は512GBからですが、それでもROG Ally Xの約14万円に対しSteam Deck OLEDは8~9万円程度と、数万円規模でDeckが安いです。単純に新しいGPUを積んだゲーミングノートPCと旧世代APUのノートPCくらいの価格差がありますから、予算重視ならSteam Deckを選ぶ価値があります。

以上をまとめると、「どちらがいいか」はユーザーの重視ポイント次第です。

コントローラーの設定はこちらで詳しく紹介しています。

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    • 性能重視・オールマイティに遊びたいなら ROG Ally X:最新ゲームをより高画質で遊びたい、Steam以外のゲーム(原神やGame Passタイトル等)も網羅したい、バッテリーも長い方が良い…という場合はこちら。スペックに裏打ちされた快適さで、今まさに「最強のSteam Deck代替機」との呼び声も高いです。
  • 価格重視・手軽さ重視なら Steam Deck:初期投資を抑えたい、ゲーム機的なUIで気軽に扱いたい、Linuxに抵抗がない(または詳しい)人はこちら。特にPC自作経験がないカジュアルゲーマーには、Steam Deckの方が扱いやすい場面も多いでしょう。
Mr.バーチャル
ミス・ホログラムさんの場合、小さいお子さんがいるからスリープからの復帰が早く直感的に扱えるSteam Deckも魅力だよね。ただ原神が遊べないなどの制約を考慮するとAlly Xの柔軟さも捨てがたい…悩みどころだ。
ミス・ホログラム
うーん、確かに…。でも私、XboxのGame Passも興味あるし、原神もやりたいからROG Ally Xに心が傾いてきたわ!

では最後に、そうした比較を踏まえつつROG Ally Xは買うべきか?購入を検討する上でのポイントや、買うと決めた場合にどこで買えるか、さらには一緒に揃えたい周辺機器などをガイドします。

ROG Ally Xは買うべき?どんな人向きのデバイスか

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改めて、ROG Ally Xは「自宅のデスクトップPC環境を離れても本格ゲームを遊びたい人」にとって最適解となり得るデバイスです。以下のような条件に当てはまるなら買い時と言えるでしょう

  • 育児・介護・在宅勤務などで机に縛られずゲームしたい:リビングで子供を見守りながら、寝かしつけしながらベッドで、あるいは家族がテレビを使っている横で…ROG Ally Xなら場所を問わずゲーミングPC級のゲーム体験が可能です。「PC部屋にこもると家族に迷惑が…」といった人でも、手元のAlly Xで気軽にゲーム時間を確保できます。実際、本機のコンセプトはまさに「Play All Your Games – すべてのゲームを持ち歩こう」であり​rog.asus.com​、隙間時間を有効に使いたい大人のゲーマーにフィットします。
  • PCゲームの資産(ライブラリ)を活用したい:既にSteamやEpicで大量のゲームを持っている場合、それらを新たに買い直すことなくプレイできるのは大きな利点です。Switchやスマホ向けに一からソフトを揃える必要もなく、手持ちのPCゲーム資産をそのまま活かせるのがWindows機の強みです。例えばSteamで過去に購入したインディーゲームや積みゲーになっていたRPGも、Ally Xを手に入れれば通勤通学の合間やベッドサイドで消化できるかもしれません。
  • 据え置きゲーム機並みの手軽さも欲しい:ROG Ally XはPCですが、Armoury Crate SEのゲームランチャーやスリープ復帰の速さなど、できるだけゲーム機ライクに使える工夫もなされています。電源ボタン一つで一時中断・再開ができるスリープモードは、家庭用ゲーム機同様に便利です。Steam Deckほど完全にコンソール化されてはいませんが、設定次第では起動時に自動でお気に入りのゲームを立ち上げることもできます。忙しい合間にもワンアクションでゲームに戻れる手軽さは備えていると言えるでしょう。反対に、以下のようなケースでは無理に購入を急がなくても良いかもしれません。
  • 自宅で腰を据えてしかゲームしない:外出先やリビングでゲームをする予定がなく、常にデスクトップや据え置き機でプレイできる環境があるなら、ROG Ally Xの携帯性は活かせません。価格も高めですので、その予算でGPUをアップグレードしたり4Kモニターを買った方が幸せになれる可能性があります
  • 最新ゲームは最高画質で楽しみたい:ROG Ally Xの性能は優秀ですが、最新AAAゲームをウルトラ設定で…という用途にはやはり力不足です(そもそも画面サイズ的にも4Kやレイトレーシングの恩恵は薄いですが)。最高のグラフィック体験を求めるならハイエンドPCや次世代機を選ぶべきで、Ally Xはあくまで「どこでも遊べる」ことに価値がある端末です。
  • ガジェット慣れしておらず初期設定に不安:WindowsPCの初期セットアップやドライバー更新、ゲームのインストール作業などに苦手意識がある場合、買ってすぐ遊べるわけではない点に注意です。Steam Deckなら初回起動後すぐにSteamライブラリからゲームを選ぶだけですが、Ally Xは初回セットアップや最適設定の調整などひと手間あります。またWindows Updateで強制再起動が入る…なんてPCならではの出来事も起こりえます。そうしたPC特有の手間も許容できる人に向いています。

総合すると、「携帯できるゲーミングPC」というコンセプトに魅力を感じ、かつそれを自分のライフスタイルで活用できる明確なシーンがあるならROG Ally Xは買いでしょう。逆にピンと来ない人は無理に飛びつかず、据え置き機や他の娯楽に投資した方が有意義かもしれません。

では、購入を決めた場合にどこで買えるのか、そして一緒に用意すべき周辺機器について見ていきましょう。

ROG ALLY Xはこちらから購入できます。

どこで買える?販売情報と購入先

ROG Ally XはASUSの製品ということで、基本的にパソコン専門店や主要家電量販店、オンラインショップで購入できます。日本国内では2024年7月24日より発売され、直販サイトのASUS StoreやAmazon、ヨドバシカメラ、ビックカメラなどで取り扱いがあります。価格は前述の通り税込13.98万円前後が目安です。主な購入先(日本国内の場合):

  • ASUS公式ストア:限定特典が付くキャンペーンが行われることもあります。発売当初は先着でモンスターハンターのフィギュアが貰える特典がありました​​。
  • 大手ECサイト:Amazon、楽天ブックス、Yahoo!ショッピングなどでも取り扱いがあります。ポイント還元やセールを狙っても良いでしょう。
  • 家電量販店:ヨドバシカメラ、ビックカメラ、エディオン等で実機展示されている場合もあります。店舗で実際に触れて重さや操作感を確かめてからネット注文するのも手です。
  • PC専門店:TSUKUMOやドスパラなど、自作PC系のショップでも販売される可能性があります。店員に質問しながら購入できるメリットがあります。

海外ではBest Buyなどで販売されており、米国価格は$799です​pcmag.com​。日本での13.9万円という価格設定は為替や税金を考えると概ね適正ですが、タイミングによっては円安で割高に感じるかもしれません。公式ストアや信頼できる販売店から購入するようにし、保証(国内正規品は2年保証)やサポート体制も確認しておきましょう。

初代ROG Ally(RC71L)を既に持っている場合、「ROG Ally Xに買い替えるべきか?」は悩みどころです。
性能向上はバッテリー持続とメモリ・容量増に留まり、プロセッサ自体は同じなので処理性能の絶対値は大きく変わりません。​指摘するように、既存Allyユーザーが無理に乗り換えるほどではないものの、「もっと長く遊びたい」「ストレージ不足を感じる」という場合は魅力的なアップグレードでしょう。逆に初代を持っておらずこれから買う人にとっては、価格差1~2万円で快適性が増すROG Ally Xを選ぶ価値は十分あります。

ROG Ally Xと一緒に買うべきものは?おすすめ周辺機器リスト

ROG Ally Xを手に入れたら、ぜひ揃えておきたい便利な周辺アイテムがあります。より快適に使い倒すために、以下のグッズを検討してみてください。

  • 保護フィルム・ケース:7インチ画面は指紋や傷がつきやすいので、液晶保護フィルムを貼っておくと安心です。また持ち運び時の衝撃から守る専用ハードケース or ポーチもあると良いでしょう。公式から「ROG Ally用ケース」も発売されていますし、汎用7~8インチタブレットケースで代用することもできます。
  • microSDカード:大容量ゲームをたくさん入れたい場合、microSDカードによるストレージ拡張が手軽です。ROG Ally XはUHS-II対応のmicroSDスロットを備えるため、高速なUHS-IIカードを使えば内蔵SSDに迫る読み込み速度を実現できます。予算に応じて512GBや1TBのカードを追加すれば、ライブラリが一気に広がります。
  • ドッキングステーション(USBハブ):据え置き運用するならUSB-C接続のドックがあると便利です。HDMI/DisplayPort出力でテレビやモニターに映しつつ、USBポートに有線LANやキーボード・マウス、追加のストレージを接続できます。ASUS公式の「ROG Ally専用充電ドック」もありますが、市販のUSB-Cハブ(PD対応)でも基本機能は問題なく使えます。※デュアルUSB-Cの利点で、ドック経由で映像出力しながらもう片方のポートで充電、といったことも可能です。
  • コントローラーやキーボード:本体のコントローラー操作で十分ですが、ゲームによっては外部ゲームパッドを繋いだ方が遊びやすいこともあります。例えば格闘ゲームで十字キー操作を極めたい場合にアーケードコントローラーを繋いだり、FPSでマウスエイムしたい時に小型キーボード+マウスを接続するといった応用も可能です。Bluetooth接続のものを選べばUSBポートを占有せず便利です。
  • 予備充電器・モバイルバッテリー:付属のACアダプターはありますが、持ち運び用にもう1個充電器があるとカバンに常備できて楽です。65W以上のUSB-C PD充電器を用意しましょう。また大容量モバイルバッテリー(PD対応)もあると、外出先でコンセントが無い場所でも充電しながらプレイできます。ただし出力が不安定だと動作に支障が出る可能性もあるので、信頼できるメーカー品を選びましょう。

以上が「ROG Ally Xと一緒に買うべきもの」の代表例です。この他、細かいところではスタンド(卓上に立てかけて画面を見るためのホルダー)や冷却ファン付きスタンドなども市販されています。まずは基本的な保護・充電・入力デバイスを揃えて、不足を感じたら買い足す形でOKです。

ミス・ホログラム
色々揃えれば、自宅では据え置きPCみたいにも使えるのね!なんだか夢が広がるわ。
Mr.バーチャル
うん、ROG Ally Xは工夫次第で可能性が広がるガジェットなんだ。携帯機として遊び倒すのも良し、ドック接続で作業や動画鑑賞に使うのも良し。買った後も楽しみがいがあると思うよ。

おすすめドッキングステーションはこちら

まとめ:ROG Ally Xは「すべてのゲームを持ち歩きたい」人に最適な一台

最後に、本記事のポイントをまとめます。

  • ROG Ally Xは何ができる? – 最新スペックを詰め込んだ携帯型ゲーミングPCで、PCゲームをどこでも遊べる。Windows11搭載でSteam含むあらゆるゲームプラットフォームに対応​​し、重いゲームも設定調整で概ねプレイ可能。大容量バッテリーで長時間遊べ、育児や忙しい合間のゲームにも最適。
  • できるゲーム・できないゲーム – 基本全てのPCゲームがプレイ可能。原神やモンハンライズなどSteam Deckでは難しかったタイトルも◎。ただし最新AAAは低設定で30-60fpsが目安。できないゲームはほぼ無いが、VRタイトルなどは事実上厳しい。設定変更やモード切替で快適さを調整しよう。
  • Steam Deck vs ROG Ally X – 性能・汎用性はAlly Xが上、価格・手軽さはDeckが上。【性能重視ならAlly X】【価格重視ならDeck】と住み分け。Ally Xは重いが高性能・長電池、Deckは軽くUI優秀だが性能控えめ。自分の重視ポイントで選択を。
  • ROG Ally Xは買うべきか持ち運んででもPCゲームを遊びたい人には買い!育児中で座ってゲームできない人、PCゲーム資産を活かしたい人などに向く。一方、家でしか遊ばない人や最高画質至上主義の人には無理におすすめしない。要はこのガジェットのコンセプトに価値を感じるかがポイント。
  • 購入先と周辺機器 – 日本ではASUS公式や大手量販店で購入可能。価格は税込約14万円。合わせて保護フィルム・ケース、microSD、ドック、外部コントローラー、予備充電器などを用意するとより快適に使える。
ミス・ホログラム
聞けば聞くほど、ROG Ally Xが欲しくなってきたわ。育児の合間に大好きなRPGを進められたら最高ね。
Mr.バーチャル
ぜひゲットして、ゲームライフを取り戻して!ROG Ally Xなら**“Play ALL Your Games”**のキャッチコピー通り、どこでも自由にゲームを楽しめるはずさ。

忙しい現代人にとって、自分のペースでゲームを楽しめる環境は何にも代え難いものです。ROG Ally Xはまさにその環境を提供してくれる強力な相棒となるでしょう。興味を持った方は、本記事を参考にぜひ導入を検討してみてください。あなたもきっと、育児や仕事に追われながらでもゲームの世界に飛び込める喜びを実感できるはずです。