「メタルギアソリッドV(MGS5)」をプレイしようとした時、多くの人が最初に戸惑うのが『グラウンド・ゼロズ(GZ)』と『ザ・ファントム・ペイン(TPP)』という2つのソフトの存在ではないでしょうか。
「メタルギアソリッド5はどれ買えばいいの?」、「『グラウンド・ゼロズ』はストーリーが短いって聞くけど、本当にやるべき?」、「プレイする順番はどうすればいい?」、「『グラウンド・ゼロズ』は難しいって本当?」など、たくさんの疑問が浮かんでくるはずです。
さらに、物語の核心に触れる「MGS5の主人公は誰ですか?」という根本的な問いや、「メタルギア5で殺しすぎるとどうなる?」といったゲームシステムに関する深い興味、そして「ファントムペインのサービスは終了しましたか?」といった現在のプレイ環境についての不安もあるかもしれません。
この記事を最後まで読めば、あなたの抱えるMGS5に関する全ての疑問が解決します。
2つの作品の明確な違いを理解し、最高の順番でこの壮大な物語を体験できるよう、どこよりも詳しく、そして分かりやすく解説していきます。
さあ、伝説の傭兵スネークと共に、壮大な復讐の旅へ出発しましょう。
この記事でわかるポイント
- 『グラウンド・ゼロズ』と『ファントム・ペイン』の役割と内容の決定的な違い
- 物語を100%楽しむための最適なプレイ順序と、どの商品を買うべきか
- 「GZは短い・難しい」は本当?プレイすべき理由を徹底分析
- 殺しすぎるとどうなるか、主人公の正体など、よくある質問への完全回答

広大なオープンワールドで暴れまくるぜ!
とりあえず本編の『ファントムペイン』から始めればいいんだろ?

その判断は早計です。
『グラウンド・ゼロズ』をスキップしてしまうと、『ファントム・ペイン』の物語の深みを100%味わうことはできません。
まずはこの記事で、2つの作品の違いを正確に把握することから始めましょう。
メタルギアソリッド 5 グラウンドゼロズ ファントムペイン 違い【基本編】
まずは『メタルギアソリッドV』という作品の全体像と、『グラウンド・ゼロズ(GZ)』と『ザ・ファントム・ペイン(TPP)』がそれぞれどのような位置づけのソフトなのか、基本的な関係性から解き明かしていきましょう。
この違いを理解することが、MGS5の世界にスムーズに入り込むための最初の、そして最も重要なステップです。
そもそもMGS5とは?2つのソフトの関係性を解説

『メタルギアソリッドV』は、1つの壮大な物語を描くために、2つの作品に分けてリリースされたという特殊な形式をとっています。
その2つが『グラウンド・ゼロズ』と『ザ・ファントム・ペイン』です。
映画で例えるなら、『グラウンド・ゼロズ』が物語の導入となる「序章(プロローグ)」であり、『ザ・ファントム・ペイン』が物語の核心を描く「本編」にあたります。
なぜこのような形式になったかというと、本編である『ファントム・ペイン』の開発が非常に大規模で長期間を要したため、その間に新しいゲームエンジン「FOX Engine」で描かれる美麗なグラフィックや、オープンワールドの片鱗を感じさせる新しいゲーム性をファンにいち早く体験してもらう、という目的があったからです。
つまり、この2つは完全に独立した別のゲームではなく、合わせて一つで『メタルギアソリッドV』という作品を構成しているのです。
【GZ】は序章!「グラウンド・ゼロズ」の立ち位置と特徴
『メタルギアソリッドV グラウンド・ゼロズ』(以下、GZ)は、本編である『ザ・ファントム・ペイン』(以下、TPP)で描かれる壮大な復讐劇の、まさに発端となる事件を描いた作品です。
物語の時間軸は1975年。
主人公である伝説の傭兵「ビッグボス」が、キューバ南端に位置する米軍基地「キャンプ・オメガ」に単身潜入し、囚われた仲間を救出するミッションに挑みます。
GZの最大の特徴は、その凝縮されたゲーム体験にあります。
メインミッションの舞台となるのは一つの基地のみで、クリアまでの時間は2時間未満と非常に短いのが特徴です。
しかし、この短い時間の中に、TPPへと続く非常に重く、衝撃的な物語が詰め込まれています。
また、メインミッション以外にも、時刻や天候が異なる状況でプレイする複数の「サイドオプス」や、特定の条件を満たすと解放される「エクストラオプス」も用意されており、見た目以上に長く遊べるポテンシャルを秘めています。
| 項目 | メタルギアソリッドV グラウンド・ゼロズ (GZ) の特徴 |
| 位置づけ | 物語の序章(プロローグ) |
| ボリューム | メインミッションは2時間未満でクリア可能 |
| マップ | キューバの米軍基地「キャンプ・オメガ」の1種類のみ |
| ストーリー | TPPの悲劇的な物語の発端となる事件を描く |
| ゲーム性 | TPPの基本操作やシステムを学ぶチュートリアルの役割 |
| やり込み要素 | サイドオプス、エクストラオプス、クリアランクS評価など |
【TPP】が本編!「ファントムペイン」の広大な世界

『メタルギアソリッドV ザ・ファントム・ペイン』(以下、TPP)こそが、『メタルギアソリッドV』の本編です。
GZで起きた悲劇的な事件から9年後の1984年、昏睡状態から目覚めた主人公スネークが、全てを奪った者たちへの復讐を誓い、新たな私設軍隊を率いて戦いに身を投じる物語が描かれます。
TPPの最大の特徴は、GZから飛躍的にスケールアップした圧倒的なボリュームと自由度の高さです。
舞台は広大なオープンワールドで構築されたアフガニスタンやアフリカのアンゴラ・ザイール国境地帯に移り、プレイヤーはヘリで好きな場所に降下し、様々なミッションに挑みます。
ミッションの攻略方法は完全にプレイヤーの自由。
車両を奪って移動し、頼れる相棒「バディ」と共に、ステルスを極めるもよし、派手に暴れるもよし。
リアルタイムで変化する天候や時間帯も戦略に影響を与えます。
さらに、敵兵をリクルートして自軍の拠点「マザーベース」を拡張・運営する要素は本作の中核をなし、やめどきを見失うほどの没入感を生み出しています。
どっちからプレイ?おすすめの順番はこれ一択!
ここまで読んでいただければ、もうお分かりかと思いますが、プレイするおすすめの順番は「GZ → TPP」以外にありえません。
これは絶対です。
理由は単純明快で、物語が時系列順に繋がっているからです。
GZで描かれる衝撃的な結末は、TPPの物語の直接的な引き金となります。
この事件を知らずにTPPを始めると、主人公が燃やす復讐心の根幹が理解できず、物語への没入感が大きく損なわれてしまいます。
さらに、後述する「データ引き継ぎ」による特典の存在も、この順番でプレイすべき大きな理由です。
MGSVの壮大な物語を100%味わい尽くすために、必ずGZからプレイを開始してください。
結局、メタルギアソリッド5はどれを買えばいいの?
プレイする順番は「GZ → TPP」と決まりましたが、次に問題となるのが「どの商品を購入すればよいか」という点です。
現在、いくつかのバージョンが発売されていますが、結論は非常にシンプルです。
これからMGS5を始める方に最もおすすめなのは『METAL GEAR SOLID V: THE DEFINITIVE EXPERIENCE』です。
この『THE DEFINITIVE EXPERIENCE』は、『GZ』と『TPP』の本編2作品に加えて、オンライン対戦モード『METAL GEAR ONLINE』や、これまで配信された全てのダウンロードコンテンツ(追加武器やコスチュームなど)がセットになった完全版です。
価格も非常にお得で、これ一本でMGSVのすべてを遊び尽くせるため、迷わずこちらを選ぶのが最良の選択と言えるでしょう。
現在では、この完全版が主に流通しています。
| 購入の目的 | おすすめのソフト | 備考 |
| これから初めてプレイする | 『METAL GEAR SOLID V: THE DEFINITIVE EXPERIENCE』 | GZ、TPP、MGO、全DLCを収録した完全版。最もコスト効率が良い。 |
| (もし見かけたら) | 『METAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROES + THE PHANTOM PAIN』 | 『THE DEFINITIVE EXPERIENCE』とほぼ同等の内容のバンドル版。 |

まずはGZをプレイし、物語の発端を体験することが不可欠です。

GZが助走で、TPPが本番ジャンプってことか!
よし、俄然やる気が出てきたぜ!
でもよ、GZって難しいって噂も聞くぞ…?
それにデータ引き継ぎってのも気になるな!

それでは次に、ユーザーが抱きがちな具体的な疑問について、一つ一つ解決していきましょう。
メタルギアソリッド 5 グラウンドゼロズ ファントムペイン 違い【Q&A編】
基本的な違いとプレイの順番を理解したところで、次は多くの初心者が抱くであろう具体的な疑問について、Q&A形式で詳しく掘り下げていきましょう。
「GZは本当に短いの?」、「難易度は?」といった誰もが気になるポイントから、ゲームシステムに関するマニアックな質問まで、徹底的に解説します。
「グラウンド・ゼロズは短い」って本当?やるべきか徹底考察
ゲームに慣れた人であれば1時間もかからず、初めての人でも2時間未満でエンディングに到達できます。
しかし、だからといって「やるべきではない」とは全く思いません。
むしろ「絶対にやるべき」と断言します。
その理由は大きく分けて3つあります。
- 物語への没入感を最大化するため
先述の通り、GZの衝撃的な結末は、TPPのテーマである「復讐」の根幹を成すものです。
この事件の悲劇を知っているかどうかで、TPPの主人公スネークへの感情移入度が全く異なってきます。 - TPPへの最高のチュートリアルとして機能するため
GZは、TPPの複雑なメカニクスを、限定された環境で集中的に学ぶための優れたチュートリアルとして機能します。
小島秀夫監督自身も「『グラウンド・ゼロズ』のメインはチュートリアルでもある」と発言しており、GZで基礎を固めておけば、TPPの広大な世界をよりスムーズに楽しめます。 - データ引き継ぎによる明確なメリットがあるため
GZのセーブデータがあると、TPP開始時に特別なスタッフやコスチュームといった特典を得ることができます。
これは「やるべきか」という問いに対する直接的で実利的な答えです。
これらの理由から、「GZは短い」という言葉の裏にある本当の価値を理解し、ぜひプレイしていただきたいです。
「グラウンド・ゼロズ」の難易度は高い?難しいと感じる理由
これは、ある意味で事実です。
特にシリーズ初心者や、ステルスアクションに不慣れな方にとっては、難しく感じられる場面が多いかもしれません。
- 敵兵の密度とマップ構造
GZの舞台は単一の基地ですが、敵兵が密集しており、あらゆる方向からの脅威に晒されます。
逃げ場が限られているため、一度発見されると窮地に陥りやすいです。 - シビアになった索敵システム
従来のシリーズにあったマップ切り替えによるアラート解除がなくなり、敵は一度プレイヤーを発見すると執拗に追跡してきます。
また、気絶させた敵も時間経過で目を覚ますため、油断は禁物です。 - 視界の悪さ
メインミッションは夜間の雨天という状況で、プレイヤーの視認性が低いですが、これは敵の視覚や聴覚を鈍らせる有利な点でもあります。
しかし、この「難しさ」は決して理不尽なものではありません。
マーキングで敵の位置を把握し、CQC(近接格闘術)を駆使し、慎重に匍匐前進することを心がければ、必ず道は開けます。
このトライ&エラーの過程こそが、メタルギアシリーズの醍醐味なのです。
【ネタバレ注意】MGS5の主人公は一体誰?
未クリアの方は絶対に読まないでください。
そして『TPP』も、プレイヤーはビッグボス(作中ではヴェノム・スネークと呼ばれる)を操作していると信じて物語を進めることになります。
しかし、物語の終盤、衝撃の事実が明かされます。
『TPP』でプレイヤーが操作してきた主人公「ヴェノム・スネーク」は、ビッグボスの影武者として作られた、元MSFのしがない一衛生兵だったのです。
彼はGZの事件で重傷を負い、美容整形と心理操作によって、自らをビッグボスであると信じ込まされていました。
では、本物のビッグボスはどこにいたのか?
それは、『TPP』の序盤、病院でプレイヤーを導いた包帯の男「イズマエル」こそが、本物のビッグボス本人でした。
彼は影武者が世界の注目を集めている間に、裏で真の目的のために行動していたのです。
この事実は、プレイヤー自身がビッグボスの「幻影(ファントム)」となり、伝説を築き上げるという、極めてメタ的な構造を持つ、ゲーム史に残るどんでん返しと言えるでしょう。
TPPで殺しすぎるとどうなる?英雄度と悪魔度の秘密
非人道的な行為を繰り返すと「悪魔ポイント」が蓄積され、スネークの外見が禍々しく変化していきます。
- 敵兵士を殺害する(特に焼殺などはポイントが高い)
- 捕虜や動物を殺害する
- ダイヤモンド・ドッグズのスタッフを死亡させる
- 核兵器を開発する(+50,000ポイント。即座に悪魔化)
悪魔ポイントが50,000を超えると、スネークは「悪魔スネーク」と呼ばれる状態になります。
頭部の破片が角のように長く伸び、体は常に血に濡れ、シャワーを浴びても落ちなくなります。
これは主に外見上の変化で、物語のテーマ性を表現するものですが、直接的なゲームプレイ上のペナルティはほぼありません。
逆に、人道的な行いをすれば悪魔ポイントは減少します。
| 行動 | 悪魔ポイント増減(DV) / 英雄度 |
| 核兵器の開発 | +50,000 DV |
| 捕虜の殺害 | +100 DV |
| 敵兵士の殺害(焼殺) | +120 DV |
| 子供の兵士を回収 | -240 DV (英雄度+240) |
| 動物保護プラットフォーム訪問 | -300 DV (英雄度+300) |
| 核兵器の廃棄 | -1,000 DV (1個あたり) |
| 派遣ミッション「難民救済」 | 悪魔ポイントを0にリセット |
特に、一度悪魔スネークになった後に解放される派遣ミッション「難民救済」をクリアすると、悪魔ポイントがゼロにリセットされます。
TPPのオンラインサービスは終了した?現在の状況を解説
- サービス終了: PlayStation 3版、Xbox 360版の『TPP』オンラインサービス(FOB、メタルギアオンライン含む)は、2022年5月31日をもって完全に終了しています。
- 現在も稼働中: PlayStation 4版、Xbox One版、PC (Steam)版における『TPP』のオンラインサービスは、現在も稼働中です。
最新世代機およびPCでプレイする分には、他のプレイヤーの基地に潜入する「FOBオンライン」などを、今でも楽しむことができます。
2作品の繋がりは?GZのセーブデータ引継ぎ特典
GZで特定の条件を達成したセーブデータをアップロードしておくと、TPPを開始する際に様々な特典を受け取ることができます。
| 特典の種類 | GZでの入手条件(例) | TPPでのメリット(例) |
| ユニークスタッフ | 特定の捕虜を救出(小島監督など) | マザーベースの初期スタッフとして加入。特殊スキルを持つ場合がある。 |
| コスチューム | 特定ミッションクリア | 『GZ』スニーキングスーツやソリッド・スネークスキンなどが開発可能になる。 |
| アイテム設計図 | 特定条件達成 | 特定の武器やアイテムが開発可能になる。 |
【重要】PlayStation 4版での引き継ぎに関する注意点
PS4で『THE DEFINITIVE EXPERIENCE』をプレイする場合、データ引き継ぎの仕様が少し複雑です。
もし以前に単体版の『GZ』をプレイしていた場合、そのセーブデータを引き継ぐには、まず単体版『GZ』のゲーム内からセーブデータをアップロードしておく必要があります。
『THE DEFINITIVE EXPERIENCE』内の『GZ』からではなく、あくまで単体版『GZ』からのアップロードデータが、『THE DEFINITIVE EXPERIENCE』内の『TPP』で認識される仕組みです。
引き継ぎ後は、オンラインデータに差異が生じる可能性があるため、元の単体版をプレイしないよう公式から注意喚起されています。
まとめ:メタルギアソリッド 5 グラウンドゼロズ ファントムペイン 違いを理解して伝説を体験しよう
今回は、『メタルギアソリッドV』における『グラウンド・ゼロズ』と『ザ・ファントム・ペイン』の違いについて、あらゆる角度から徹底的に解説しました。
記事で使った内容をまとめます。
- GZとTPPの関係性: GZはTPPの「序章」、TPPが「本編」であり、2つで1つの『MGSV』という作品を構成しています。
- プレイする順番: 物語とゲームシステムの両面から、必ず「GZ → TPP」の順番でプレイすることが絶対的におすすめです。
- 購入すべきソフト: これから始めるなら、全コンテンツ入りの『METAL GEAR SOLID V: THE DEFINITIVE EXPERIENCE』一択です。
- GZの価値: メインミッションは短いですが、物語への没入感を高め、TPPへの最高のチュートリアルとなるため、プレイ価値は非常に高いです。
- 難易度について: GZは敵の配置やシステム上、難しく感じることがありますが、それはプレイヤーを成長させるための絶妙なバランス調整です。
- 主人公の正体: 【ネタバレ】TPPの主人公ヴェノム・スネークはビッグボスの影武者であり、本物のビッグボスはイズマエルでした。
- 殺しすぎるとどうなるか: 「悪魔度」が上昇しスネークの外見が禍々しく変化しますが、ゲーム進行に致命的な影響はありません。
- オンラインサービス: PS4、Xbox One、PC版は現在も稼働中です。
PS3、Xbox 360版はサービスを終了しています。 - データ引き継ぎ: GZのデータを引き継ぐことで、TPPで特別なスタッフや装備を入手でき、序盤を有利に進めることができます。

GZとTPPは二つで一つ!
両方やってこそ真のMGS5ってことだな!
よーし、俄然やる気が出てきたぜ!
まずはGZで腕ならしをして、伝説の始まりをこの目に焼き付けてやるぜ!

この記事が、これからMGS5の壮大な世界へ旅立つすべての潜入者たちの、確かな道標となることを願っています。
この記事を読んで、GZとTPPの違い、そしてMGS5という作品の奥深さがご理解いただけたなら幸いです。
さあ、準備は整いました。
復讐という名の幻肢痛(ファントムペイン)に苛まれるスネークと共に、オープンワールドで描かれる最高のステルスアクションと、衝撃の物語を体験してください。
